劇団美山 その113のページなのラ!

里美 たかし 座長



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劇団美山 「バーデンバーデン」公演 2008年11月09日(日)昼の部・夜の部舞踊ショーのものです。
今月2回目の美山さん観劇行って来た。

今日は日曜日、そう、日曜日はバーデン。
朝からHPの更新して、何とか今月1日分をUP出来た。ふぅ〜、やれやれと思ったのも束の間。
もう一つやらなければならない事がある。
それは、市長選挙なのだ。
選挙は小学校の体育館で行う。買い物もあるため、急いで小学校へ向かった。と言っても、とっても近距離なので2分くらいで到着する。(^^)v
小学校は結構賑わっていた。この時間帯は割りと多いのかもしれない。
投票を終え、買い物へ出発。
買い物から帰って、片付けをして準備万端。
今回は、夫婦二人で観劇。
雨がしおしおと降る中、バーデンへ出発。
バーデンに到着すると、今日は珍しく玄関横の駐車場が1台分空いてて最も近場に駐車することが出来た。雨だし、これは好都合!
また、先週には無かった花輪が一つ出ていた。うん、これでいいのだ。
もう一つ先週との違いが・・・まあバーデンらしく(笑)、玄関の自動ドアが壊れていて空いたままになっていた。まだ冬じゃないから良いけど。早く直してねバーデンさん。

ちょっと寒かったのでお風呂へ直行。
先週よりもお風呂が温かく感じた。ゆっくり温まって大広間へ。
いつものお席へ行くと、これまたいつもの親子のお二方とご一緒。
「どうも〜、こんにちは!」
みかんを二ついただいた。ありがとう。

いつもの如く、お芝居が始まる寸前に、昼食の野菜炒めラーメンが出来上がってきた。

昼の部お芝居「二人の親」
主演与次郎にこうたくん。競演生みの親おしんにたかし座長。育ての親に喜代子さん。
舞台は一幕、蔦の屋(だったかな?)いわゆる揚屋でしょうか、その店先のみで物語は進行してゆく。芸者の蔦吉(エクボちゃん)は、大棚の若旦那(ミカちゃん)を信じて子供を生んだ。 その事を若旦那に告げると、喜んでくれた。これを信じて良いのか?女将のおしんと話した。

与次郎は、川向こうの賭場でイカサマをし、川向こうの子分達(京馬くん・輝彦くん)にボコボコにされていた。それをみかねて、女将のおしんは与次郎を助けてやる。 行くところもないだろうから、うちでゆっくりしていきな!と与次郎に声をかける。
大変気の良い女将である。
与次郎は、その言葉に甘えて一晩だけお世話になることにした。

与次郎の育ての親は、与次郎を探して旅に出ていた。丁度、店先で倒れてしまい、おしんはまた助けて、与次郎の話を聞き出してしまう。
おしんは、18年前に自分の子供を捨て、それを拾ってくれたお方を見放すことなど到底出来ず、与次郎の育ての親に立派に育ててくれたお礼も兼ね、何日でも体が良くなるまで、泊まっていくように進めた。 おしんが、与次郎を呼び案内するように言うが、ここで親子のご対面となった。

与次郎は逃げようとするが、呼び止められ、何故家を飛び出したか、訳を話すことにした。ある日、与次郎は両親が、「血の繋がってない兄の与次郎が、大変親孝行なのに、何故自分の腹を痛めて生んだ弟がこんなに出来が悪いのか?」と嘆いているのを聞いてしまう。これを聞いた与次郎は、崖から真っ逆さまに突き落とされたほどの衝撃を受け、自分がこの家を出てしまえば、弟は目が覚めて親孝行をするだろうと考え、また生みの母親にも会いたいとの感情が沸き、家出をしたのであった。

この後、弟は目が覚めて、大変親孝行になった。がしかし、それも束の間、江戸の大火で家諸共、弟と主人を亡くしてしまったのだった。
それから与次郎探しの旅に出て、今に至る。

おしんは、もう言い出さずにおれなくなり、私が生みの親であるとこを親子に告白した。だが、与次郎は、「生みの親より育ての親、どうして育ての親の目の前で、親子名乗りが出来よう!」と親子名乗りを断った。本当は、生みの親に抱かれたい思いであったが、生みの親に気を使う与次郎であった。 もう、涙涙・鼻水鼻水の大洪水状態になってしまいました。

そこへ、先ほどの川向こうの一家の親分(祐樹くん)が子分と一緒に与次郎を吊るし上げるためにやってきた。片手・片足くらいなら良いが、命と両目だけは、親孝行が出来なくなるので、どうか取らないで下さい!と懇願する与次郎であった。 が、そんな都合の良い願いなど聞く耳を持たぬ川向こうの親分は、殺ってしまえと子分達に命じたのだ。
子分その1(輝彦くん)は、育ての親を斬りつけ、それに気を取られた与次郎を、子分その2(京馬くん)が斬りつけた。
与次郎は、五体満足な体に生んでくれた生みの親に、その体を切り刻まれる所など見せてなるものか!と懇親の力を振り絞り、子分その2の刀を取り上げ、二人の子分達を突き刺し、親分までをもやっつけてしまった。
しかし、流石にもう与次郎には力は残っておらず、力尽きて倒れてしまい、育ての親と手に手を取り合い、敢え無い最後を遂げたのであった。

その一部始終を見ていたおしんは、泣き崩れて・・・蔦吉に「子供は絶対に手放しては駄目よ!」と

涙と鼻水が全く止まる気配がない状態で終演。

場内は、あちらこちらから、すすり泣く声で大合唱。思い出したらまた涙が・・・

口上
たかし座長。 このお外題は、今までたかし座長が与次郎役を、喜代子さんが生みの親役をやっていたけど、世代交代とかで、こうたくんが与次郎役に抜擢され、一昨日に稽古をつけた。との事でした。
う〜ん、それにしては凄くよく出来ていた。こうたくんには上手い!の一言だ。
昼は悲しいお芝居だったので、夜は面白い喜劇をとのこと。
昼夜お芝居があると、こういったある意味大胆な構成が取れることが大きな魅力だ。
一日で二度美味しい。

昼の部舞踊ショー
若手群舞。
たかし座長、女形。
こうたくん立ち、エクボちゃん女形相舞。
祐樹くん、立ち。
たかし座長立ち、輝彦くん女形。(笑)
4月鈴蘭公演時に比べれば、かなり進歩した輝彦くんの女形だったが、まぢ!笑える!
京馬くん、女形。
ミカちゃん、ハナちゃん相舞。
たかし座長、可愛い女形。
京馬くん、祐樹くん相舞。
輝彦くん、女形。(再度笑)
こうたくん、女形。
日本髪も似合うね。
ミカちゃん、ハナちゃん、エクボちゃん。
たかし座長、立ち。
ぐでんぐでん!俺とお前はぐでんぐでん!ぐでんぐでん!になり、お写真むちゃくちゃだった。(^_^;)
ラストステージ。

送り出し
今回は、前回のお写真をプリントしてきたので、たかし座長・京馬くん・こうたくん・エクボちゃんにサインを貰った。
エクボちゃんに、「以前来た時よりも綺麗になりましたね!」と話しかけたら、あまり相手にされず軽く流されてしまった。 でも、本当なんだよ!綺麗になったのは!お世辞じゃないんだ! たぶん、誰もが感じてることだと思うよ!

ここで、確か袋井方面のおばちゃん二人連れに出くわしてしまった。
一応会釈。
おばちゃん達思い出して、「み〜つけた!」「逃がさないから〜」とお写真頂戴攻撃を受けるに至った。(^_^;)
このおばちゃん達と初めに出会ったのも、確かバーデンで初乗り美山観劇の時だった。
その時にお写真見せて、お分けしたのが運のつきか? お席に戻って、4月美山鈴蘭公演時のお写真と今回分をお見せして沢山のお写真をお分けする羽目になった。
お風呂へ。
お風呂から上がって、大広間でメールチェックしてると、某劇団HP管理人さんに会った。
さらにさらに白薔薇さんにも。

夜の部お芝居「おたまの縁談 はっちゃんの一日」
主演はっちゃん役にたかし座長。競演大工の棟梁役に喜代子さん。
たかし座長、超三枚目のはっちゃんを楽しそうに演じてました。 ボケ(はっちゃん)と突っ込み(棟梁)の漫才のようで、大変面白い喜劇。 色々な人が入れ替わり立ち代りやってきて、棟梁の言い付けを守ろうと奮闘するはっちゃん。

物語は棟梁の妹おたま(エクボちゃん)の縁談の話へと進む。 棟梁は、縁談の相手若旦那(京馬くん)の品定めをしようと思案し、はっちゃんの芝居好きに目を付け、駄賃を餌にしてはっちゃんに一芝居打ってもらおうと考えた。
そこへ早速、若旦那登場! 棟梁に成りすましたはっちゃんがお出迎え! はっちゃんのボケ、いや芝居は一筋縄にはいかず、とても普通の人間には見えない有様となり、棟梁の考えたとおりの展開となった。
こんな兄さんでも若旦那は逃げ出さず面倒を見るとまで言ったところで、本物の棟梁が現れ、棟梁は若旦那にこんな芝居をした訳を話し、縁談の話が纏まった。 目出度し目出度し。
こうたくんは、大家の爺さん役で少し出ただけにもかかわらず、インパクト大有り。

夜の部舞踊ショー
若手群舞。
こうたくん、京馬くん相舞。
たかし座長、立ち。
エクボちゃん、ミカちゃん相舞。
祐樹くん、立ち。
ハナちゃん女形を中心に、こうたくん、輝彦くん立ち。
ハナちゃんが中心になって踊れる様になったんだなあ〜。
京馬くん、女形。
祐樹くん立ち、ミカちゃん女形で相舞。
こうたくん、立ち。
たかし座長、お面の女形。
京馬くん立ち、エクボちゃん女形で相舞。
エクボちゃん、綺麗だったな〜。
たかし座長、可愛い女形。
エクボちゃん、ミカちゃん、ハナちゃん立ち。
ラストステージ。
どっこいしょ、どっこいしょ、ソーラン、ソーラン♪ 皆ヘトヘトになった頃、たかし座長、登場! さらにそこから、飛ばす!飛ばす! 終演になったら皆フラフラでした。(笑)
ほんと、楽しい一日だった。大満足! また来週も美山観劇だー!

















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