劇団美山 その215のページなのラ!

里美 たかし 座長



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劇団美山 「鈴蘭南座」公演 2009年1月18日(日)昼の部舞踊ショーのものです。
今月5回目の美山さん観劇行って来た。
今日の天気予報は、午後から雨になっていた。
昨日右足が吊った件もあり、雨で足が吊ったら、洒落にならないので、夜の部観劇を予定していたけど、急遽昼の部観劇に変更した。 翌日座大なので夜だったら、誰か出てこないかな〜等と思っていたのだけど・・・

いつもの時間に、家を出発したけど、昨日の足吊りが頭を過ぎり、自転車のペースも上がらず、駐輪場へはかなり遅れて到着した。 目的のJR快速に間に合わない感じだ。
でも、焦らずゆっくりとマイペースで行こうと決めていたので、慌てない。
1本くらい乗り遅れても大丈夫と自分に言い聞かせた。
駅に着くと、もうJR快速の発車時刻になっていたが、走らずに1本遅らせて金山に向かった。
金山駅には、列車の信号待ち等あって、約3分ほど遅れての到着となった。 やはり遅れる時には遅れるものだな〜と考えながら中央線ホームへ向かった。
丁度快速が発車したところだったので、次の列車が来るまで約10分ほど待った。
大曽根駅へ着き、外へ出てみると、空がもう暗くなっていた。こりゃ雨が近いかも?
また手袋をはめて、鈴蘭へ向かった。

途中でカキフライが食べたくなり(謎爆)、遅れついでにカキフライ弁当を買った。
鈴蘭に到着すると同時に鈴蘭送迎バスと鉢合わせた。 たくさんのお客さんが降りてきた。
いつもよりも遅い時間だけど、入りのほうはどうかな〜、良い場所空いてるだろうか?と心配しながら入場すると、前から5列目花道寄りが空いてたので、ここなら何とかなるかなと陣取った。
お腹が空いていたので、直ぐにお弁当を広げて、昼食を取った。
今回も左隣の方が、話しかけてくれた。昨日は右隣だったが、お写真の事がフラッシュバックした。今日も見せる事になるかも? すると前列のお二方が、また話しかけてくれて、
お二方「写真撮ってる人でしょ?」
どうも私の事を知ってるようだ。
私「はい、そうです。」
お二方「おばあちゃんは、如何されてるの?」
私「豊橋健康ランドへ行ってます。」
どうやら、そのお二方は豊橋健康ランドで会っていたようだ。
そう言えば・・・思い出してきた。
そこへ右隣の方も入って来て、お話しに参戦した。
こうなるともうお写真見せない訳には行かなくなってきたので、皆さんにお見せした。
右隣の方に、だんごやらチョコやらいただきました。ご馳走様でした。

何か時間が経つのがのが早く感じられ、あっと言う間に開演時間になった。
第一部 顔見せミニショー
若手群舞。
座長、立ち、花道から登場。
こうたくん、立ちで俵星玄蕃!槍は錆びても 此の名は錆びぬ 男玄蕃の心意気♪

第二部 お芝居「小諸の血しぶき」
主演 白鷺一家二代目 佐太郎:にたかし座長。
白鷺一家三代目 銀次郎:こうたくん。
白鷺一家代貸し 仙造:輝彦くん。
仙造の弟分 長吉:京馬くん。
横車の大八: 喜代子さん。
大八の娘 お竜:エクボちゃん。
横車一家代貸し:祐樹くん。
横車一家子分衆にミカちゃん、花ちゃん。

白鷺一家初代親分亡き後、二代目佐太郎(たかし座長)は凶状の旅に出ており、一家三代目を継いだ銀次郎(こうたくん)は、とても一家を背負って立つような器ではなく、ちょっと抜けたところもあるが、心の優しい言わばボンボンであった。 そんな銀次郎は、横車一家親分大八(喜代子さん)の娘お竜(エクボちゃん)に一目惚れし、毎日のように恋文を出していた。
お竜は、これを良く思ってなく、返事は一回も出していなかった。 大八親分は、これを上手く使って白鷺一家の賭場を手に入れてしまおうと画策し、お竜に返事を出させて、銀次郎を誘き出し、罠に掛けた。
銀次郎は、まんまと罠にはまってしまい、大八親分は嫁入り前の娘を出会い茶屋へ連れ込んで傷を付けたと難癖を付けた。 横車一家代貸し(祐樹くん)が銀次郎を殴る蹴るした所、白鷺一家代貸し仙造(輝彦くん)と長吉(京馬くん)が止めに入った。
仙造は、銀次郎から訳を聞き、大八一家にはめられたことを知り、これを治めるため初代親分から譲り受けた刀を大八親分に差し出し、これに免じて!と許しを請うた。 大八親分は、そんな物では駄目だと言い、仁義を通すには、銀次郎の首、もしくは賭場を差し出せと無理難題を吹き掛けた。
仙造は、何とかこの場を取り繕うために、少しだけ時間を!七つまで待ってくれ!と頼み込んだ。
大八は、もう間も無くだから、良いだろう!と引き上げた。
まだ若く血の気の多い長吉は、こんな軟弱な三代目にホトホト嫌気がさし、先に帰ろうとするが、仙造はそれを宥めて長吉に三代目を一家まで送って行かせた。
それにしても、どうしたら良いものやら・・・仙造は、こんな時に二代目が居てくれたらと途方にくれた。

場所は白鷺一家に移り、長吉が銀次郎に頼むから死んでくれと37回も(笑)頼み込んでいた。
そこへ、凶状の旅に出ていた二代目佐太郎(たかし座長)が帰ってきた。佐太郎は一家玄関先で長吉と銀次郎のやり取りを聞いていて、大変な事になっていることを知った。
長吉・仙造・銀次郎達は、二代目が帰ってきた事を喜んだが、とても今置かれている状況を話せる訳も無く、誰もがこの事を黙っていた。 佐太郎は、未だ凶状旅の途中の身、長居は出来ぬと、今夜だけでも久しぶりに酒でも酌み交わそうと仙造に酒を買わせに行かせる。
長吉は、酒ならあるよと言いたがっていたが、仙造は二代目の思いを汲み、長吉と一緒に酒を買いに行った。
佐太郎は仙造に「ゆっくりと行って来な。」と言った。
ここからがこの芝居の見せ所。 佐太郎が銀次郎に、お前はヤクザの親分三代目なのだぞ!親は子を守るのが役目だ!と言い聞かせた。
流石に銀次郎も身に沁みて、自決を決意する。そして、自分の腹をドスで突いた!
佐太郎は、まさか本当にやるとは・・・でもそこまでした弟銀次郎を褒め称えた。

この場面、涙無しには観られない。涙が止め処なく私の頬を伝わっていった。 今思い出しても涙が溢れる。。。

丁度そこへ、酒を買って帰って来た仙造と長吉。
この有様を見て、二代目!そこまでしなくても!! と泣き叫んだ!!!
佐太郎「違う!自分で腹を突いたんだ!」
あのボンボンが!・・・これほどまでに潔く、男(やくざ)を貫き通した事にさらに涙した仙造と長吉であった。
佐太郎は、銀次郎の首を斬れと仙造に命じた。 仙造「それだけは勘弁して下さい。」と
佐太郎「兄のこの俺に斬らせるのか!」 仙造と長吉は渋々銀次郎を奥に運び首を斬った。
佐太郎は弟銀次郎の首を持って、仙造と長吉が自分達にも行かせてくれ!と懇願するのを「お前達が行って何かあった時にはこの一家はどうなるんだ!!」と押し切って横車一家へ向かった。

横車の大八は、約束の七つだと言うのに、まだ来やがらねえ〜!等と悪たれ口をたたいていた。
そこへ弟銀次郎の首を持って現れた佐太郎。
大八「てめえ〜!弟の首を刎ねやがったな!」
佐太郎「弟の敵討ちだ!」
丁度、仙造と長吉が駆けつけた。
佐太郎「ここまで来たなら仕方ねえ!」
仙造・長吉・佐太郎と一緒に敵討ち!

紅劇団の「川北長治」を髣髴とさせるヤクザの親子愛・兄弟愛を上手く演じた輝彦くん京馬くんに拍手!
また頼りなさそうだが、しっかりした芯を持った銀次郎を演じ切ったこうたくんにも(腹を突く迫真の演技に)拍手!!

口上
話題は、明日の座長大会。橘菊太郎座長・大五郎若座長。2人とも来てしまって、大丈夫なんだろうか?と心配だったたかし座長。しかし、喜代子さんは、この2人が休みだから来ると言う事を知っていたのだった。(笑)
橘菊太郎座長は座長大会でも芝居には出ないが、南座だけは出るそうな。
この他にも、小林真座長、スーパー兄弟、藤乃かなちゃん、玄海花道くんと豪華メンバー。
実際、私もホント行こうと思った。

第三部舞踊ショー
オープニング、若手群舞。
輝彦くん・京馬くん立ちで「羅臼の男」。
座長、女形。 ミカちゃん・祐樹くん立ちで相舞。
座長、女形。
エクボちゃん立ち、花ちゃん女形で相舞。
輝彦くん、立ち。
京馬くん、スカーフを被った可愛い女形。
こうたくん、輝彦くん・エクボちゃんで相舞。
祐樹くん、立ち。
座長、立ち。
こうたくん、女形。
座長、立ち。
フィナーレ。

皆、一生懸命踊ってた。この一生懸命さに感動した。 あ〜!楽しかった!

満員御礼大入り出ました。

送り出し
またエクボちゃんの送り出し写真を撮った。う〜ん毎回撮ってるなあ。

外は雨が降っていた。
濡れて帰ろう。傘持ってきてないから・・・ 大曽根駅までビショビショになって歩いた。
豊橋に着いたら、雨は少し止んでいた。
良し!今の内にママチャリで突っ走れ!

















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